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WHO(世界保健機構)はアレルギー予防のために生後6ヶ月以降に離乳食開始を推奨しているわけではない

Complementary feeding:World Health Organization

http://www.who.int/nutrition/topics/complementary_feeding/en/
 


昨日に少し話題にさせていただいた、WHOの離乳食の勧告です。
本文は、上記のリンクでご参照ください。
とはいえ、日本語はないので本文を一部抜粋しながら、説明したいと思います。
本文は太字で、カッコ内が簡単な翻訳文(一部意訳)で、それに自分の意見を付加して書いています。



When breast milk is no longer enough to meet the nutritional needs of the infant, complementary foods should be added to the diet of the child.
(母乳が乳児の栄養所要量を満たすのにもはや十分でないときは、離乳食を小児の食事に加えなければならない。)


アレルギーの観点の話題ではなく、あくまで栄養に関しての離乳食の話題としていますね。


WHO estimates that 2 out of 5 children are stunted in low-income countries.
(WHOは、5人の小児のうちの2人が低収入の国で発育を妨げられていると推定している。)

とあります。

WHOは全世界を相手に離乳食の推奨をしており、当然、多くの発展途上国(先進国ほどはアレルギー疾患が深刻ではありません。むしろ感染症による乳児死亡が極めて大きな問題です)の方々も対象にしています。


そして、
 Complementary feeding should be timely, meaning that all infants should start receiving foods in addition to breast milk from 6 months onwards.
(離乳食はタイムリーでなければならない。そして、すべての乳児が6ヵ月から母乳に加えて食品を摂取しなければならないことを意味する。)


「遅らせるべき」とは書いてなくて、6ヶ月になり次第、すみやかにはじめましょうということですね。


さらに、
Foods should be prepared and given in a safe manner, meaning that measures are taken to minimize the risk of contamination with pathogens.
(食品は安全な方法で準備されなければならない。病原体による汚染のリスクを最小化する手段をとることを意味する。)


とあります。
つまり、この推奨は、アレルギーに配慮したというより、食品(とくに粉ミルクを溶かす水でしょう)の汚染の可能性がある発展途上国で、感染のリスクを恐れてのことだと読むことが出来ます。アレルギー疾患の増加を恐れてが理由ではないのです。
なにより、「Allergy」に関して一言も触れられていません。


 


もちろん、個々人のお考えはあるでしょうし、多くの場合は、「こうしなければ”ならない”」というのは決していいとはいえません。また、「海外で」「米国で」「ヨーロッパで」「英語で」「こうしている」から、正しいとはいえません。

一方で、「WHOでは6ヶ月以降に始めるようにと言っている(”遅くとも”6ヶ月に始めると記載があるのみであり、6ヶ月”以降に”とは記載されていない)」と推奨をする方がいらっしゃいます。おそらく英文そのものを読んでおられないのではないでしょうか、、

自分は、上記のお話や最近の研究結果のお話をすることにしています。
最終的な離乳食開始の判断は、ご両親に委ねていますが、多くの場合は、すっと理解してくださることが多いようです。


 

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