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加水分解乳はアレルギー疾患や自己免疫疾患を予防しない: システマティックレビュー&メタアナリシス

Boyle RJ, et al. Hydrolysed formula and risk of allergic or autoimmune disease: systematic review and meta-analysis. Bmj 2016; 352:i974.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26956579

 


加水分解乳とは、乳蛋白質を分解してアレルゲン性を下げたミルクのことです。本邦のガイドラインでは、「低アレルゲン化ミルクを使用する場合には、医師の指導の下に行う」とされています(http://foodallergy.jp/manual2014.pdf)。一方、海外のガイドラインでは推奨もされていましたが、最近、そのメタアナリシスが発表されました。結果はどうでしょうか。


 

P: Medline, Embase, Web of Science, CENTRAL, LILACSを検索した37研究 19000名以上

E: 加水分解乳

C: 一般調乳(他の加水分解乳、母乳、一般ミルク) 

O: アレルギー疾患、自己免疫疾患、アレルギー感作に影響するか

 

【結果】

0-4歳の湿疹発症リスクは一般ミルクと比較して、部分加水分解乳のオッズ比0.84(95%信頼区間0.67〜1.07; I2=30%)、高度カゼイン加水分解乳0.55(0.28〜1.09; I2=74%)、高度乳清加水分解乳1.12(0.88〜1.42; I2=0%)だった。

 

 

論文から引用。

加水分解乳の効果は認められない。

 

 

【コメント】

FDAでは、部分加水分解乳が湿疹のリスクを低下させる可能性があるとしていましたが、今回の研究結果はそのエビデンスがないことを示しています。これを受けて、すでにオーストラリアのガイドラインは変更されたそうです(Bmj 2016; 352:i1710.http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27033252)。

 

 

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