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卵経口免疫療法前の特異的IgE抗体価が高い場合、免疫療法のリスクが高いかもしれない: 事後解析

Vazquez-Ortiz M, et al. Baseline specific IgE levels are useful to predict safety of oral immunotherapy in egg-allergic children. Clin Exp Allergy 2014; 44:130-41.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24355019

 


卵は本邦における食物アレルギーで最も重要なアレルゲンの一つでしょう。

最近、卵アレルギーの予防に関しては本邦から素晴らしい研究結果が発表されましたが、治療に関しての経口免疫療法(少しずつ食べる治療)は、リスクもありファーストチョイスにはなっていません。

そのリスクを予想する研究結果を見つけたのでUPしたいと思います。


 

P: ダブルブラインド食物負荷試験(DBPCFC)で確定された卵アレルギーがあり、卵による経口免疫療法(OIT)を実施うけた5-18歳の小児50人

18ヶ月間の副反応を確認した児を、レトロスペクティブに3群に層別化

E: 負荷用量を増加するに従って副反応がなくなった群(Resolved Reactions;RR群)

C1: 全期間にわたり副反応がある群 (Persistent Reactions; PR群)

C2: 寛解導入フェーズで頻繁な症状が出現したためOITが実施できなかった群(Early Discontinuation; ED群) 

O: ベースラインにおいて、臨床的・免疫学的パラメータに違いはあるか

 

 

結果

 

全投与回数中、7.6%に副反応が生じ、26%の小児でアドレナリンが投与された。

3種類のサブグループは、3種類の異なるフェノタイプにわけられた。

(1) 24人(48%、RR群)は、時間とともに解決する、まれなおよび主に軽い反応であり、アドレナリンを必要としなかった。

(2) 17人(34%、PR群)は、より頻回の、かつ重篤な副反応を呈した。

 (3) 9人(18%、ED群)は、非常に頻回の、かつ主に中等度の副反応のためにOITを中断した。

ED群は、基礎疾患としての喘息・特異的IgE(sIgE)高値・DBPCFCによる閾値が低いことに関連していた。

対照的に、sIgE低値と、DBPCFCで重篤でない反応は、サブグループRRと関連しており、sIgEはサブグループRRの予測に優れていた

サブグループRRに属すことを予測するカットオフ値はオボムコイドsIgE 8.85kU/Lと求められ、プロバビリティが77%と予測された。

それより上のsIgEレベルはPR群もしくはED群である可能性が95%と示唆された。

 

 

コメント

 

ベースラインのパラメータ(特にsIgE)は、OITがより安全な児を同定するのを助ける可能性があるとまとめられます。

卵経口免疫療法は、続けておかないと免疫寛容がはずれてしまう可能性が示唆されています(http://pedallergy.jugem.jp/?eid=11)が、徐々に広がってきていますし、負荷試験前のリスク評価と同様に重要な結果であろうと思います。

 

 

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