スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

■こんな記事も読まれています




■スポンサーリンク


キウイ栽培地域でのキウイアレルギー罹患率はどれくらいか?: 横断研究

Haktanir Abul M, et al. Is kiwifruit allergy a matter in kiwifruit-cultivating regions? A population-based study. Pediatr Allergy Immunol 2016.[Epub ahead of print]

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27732749

 


キウイフルーツのアレルギーは本邦でも増えており、消費量が増えたからではないかと推測されています。

では、キウイフルーツの産地に近く、消費も多い地域でのキウイアレルギーは多いといえるのでしょうか。


 

P: トルコの東の黒海地域の都会であるRize市に住む6-18歳の小児からランダムに選択された20800人

E: キウイに関するアンケート調査、皮膚プリックテスト(SPTs)、経口食物負荷試験(OFCs)

C: -

O: キウイアレルギーの有症率

 

 

結果

 

IgE依存性キウイアレルギーが疑われる児は、キウイによる皮膚プリックテスト(SPTs)(市販のプリック液と、新鮮なキウイ)と事前に決められたアレルゲンによるSPTs(バナナ、アボカド、ラテックス、ゴマ、カバ、チモシー、ハシバミ、ネコ、ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニ)を行い、キウイに対するSPTsが陽性である児に対してはオープン食物経口負荷試験(OFCs)を勧めた。

アンケートの回答率は、75.9%(15783/20800人)だった。

IgE依存性キウイアレルギーの推定罹患率は、0.5%(72/15783人)(95%CI 0.39-0.61%)だった。

72人中、52人(72.2%)にはSPTsが実施され、17人(32.7%)が市販のプリック液と新鮮なキウイで陽性だった。

キウイSPTsで陽性だった児で最も多い症状は、皮膚症状 10人(58.8%)に続いて、胃腸症状 6人(35.3%)、呼吸器症状 4人(23.5%)だった口腔症状は、6人の(35.3%)だった

SPTs陽性であるすべての小児は、OFCsで陽性だった。

 

 

コメント

 

結果として、Rize市に住んでいる6-18歳児におけるオープン食物負荷試験で確定されたIgE依存性キウイアレルギー罹患率は、0.10%(95%CI 0.06ー0.16)であり、予想に反して、キウイアレルギー罹患率は、キウイが栽培され消費される都市部で低かったとまとめられます

一般の小児群におけるキウイアレルギーの有病率を調査した初めての研究だそうです。

トルコ東部の黒海地域の最近の報告では、キウイアレルギーが、6-9歳の都市部の児童では、3番目に多い食物アレルギーであるそうです(Clin Exp Allergy 2009: 39: 1027–35.)。

しかし、同様な先行研究と比較し、臨床的に確定したキウイアレルギーと自己報告の有病率の間に大きな差があるといえます。例えば、スウェーデンの7-8歳の児童ではキウイアレルギーが8.0%、花粉アレルギーのあるデンマークの若年成人で7.8%、フィンランドの大学1年生でる39.0%とされていました。

この違いが、研究方法の違いにある可能性があるが、逆に”良く消費される”ということが早期導入につながり耐性になったかもしれないと結ばれています。

しかし、この結果はアンケート調査と負荷試験などで確実な診断を行ったからの可能性もありますので、注意を要するかと思いました。

 

 

 

 

■こんな記事も読まれています




■スポンサーリンク


スポンサーサイト

■こんな記事も読まれています




■スポンサーリンク


Comments

Leave a Reply




Trackbacks

Trackback URL