スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

■こんな記事も読まれています




■スポンサーリンク


ピーナッツ経口免疫療法の予後因子

Vickery BP, et al. Sustained unresponsiveness to peanut in subjects who have completed peanut oral immunotherapy. J Allergy Clin Immunol 2014; 133:468-75. 

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24361082
 


そういえば最近の紹介させていただいている論文が数年前のものが続いていました。最新のin pressを期待されている方がいらっしゃった場合は申し訳ありませんが、この研究も重要な報告と思います。
最近多くUPしている食物アレルギーの予後に関してで、ピーナッツの経口免疫療法(OIT)のその後に関する論文です。



P: 米国の2施設におけるピーナッツOIT(oral immunotherapy; 経口免疫療法)pilot studyに参加した 1歳から16歳の39例中、プロトコールを終了した24例
E: 5年間のピーナッツOIT (最大量 ピーナッツ蛋白4000mg)終了後、1か月間ピーナッツ除去を行い再度ピーナッツ負荷
C: -
O: OIT後の耐性にどのような因子が関与するか

【結果】
1か月ピーナッツを中断し、再度負荷を施行すると半数が負荷試験陽性(=耐性獲得失敗)。
最も有意な耐性予測因子は特異的IgE/総IgE比だった(p=0.005)。また、皮膚プリックテスト(SPT)径も有意に耐性率に影響した。

【コメント】
食物アレルギーのOITに関して、脱感作(de-sensitization)と耐性(tolerance)は異なります。
もし、OITを行って食べられる様になっても、患者さんに、「治ったとはまだ言えないので、継続して食べてくださいね」と伝えないと、「治った」と勘違いされて自由な摂取にしてしまうと、また摂取できなくなる児が出てきてしまいます。
少なくとも年齢が高くなってからOITを行って脱感作状態に達しても、継続摂取を必要とすると考えられています(http://pedallergy.jugem.jp/?eid=11)。
しかし、「どれくらいの期間」「どれくらいの頻度で」「どれくらいの量」摂取を続ければ良いのかすら明らかではありません。
実は、本邦は食物アレルギーの診療は先進国と言えます。
まだまだ先は長いですし、簡単ではありませんが、少しでも予後が良くなるような研究成果を期待したいですし、それに少しでも貢献したいと思います。


 

■こんな記事も読まれています




■スポンサーリンク


スポンサーサイト

■こんな記事も読まれています




■スポンサーリンク