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アトピー性皮膚炎を低年齢で発症し重症度が高いほど、食物アレルギー発症が多い: コホート研究

Martin PE, et al. Which infants with eczema are at risk of food allergy? Results from a population-based cohort. Clin Exp Allergy 2015; 45:255-64. 

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25210971
 


HealthNutsスタディは有名なコホート試験です。
この研究からのアレルギーの話題は多いですね。



P: オーストラリアにおけるHealthNutsコホートに参加した乳児4453名
E: 湿疹既往がある児 
*湿疹はアンケート調査
C: 湿疹既往がない児
O: 湿疹の重症度と発病年齢に関する、1歳時の食物アレルギー(Food allergy;FA)のリスク要因 

【結果】
ピーナッツ、鶏卵、ゴマ皮膚プリックテスト(SPT)陽性の児に対しては負荷試験と特異的IgE抗体価測定が行なわれた(乳は予算上の問題でomit)。
ピーナッツFA罹患率は湿疹のない児では0.7%(95% 信頼区間 0.4-1.1)。
湿疹のあった乳児はピーナッツFAリスクが11倍( (95%信頼区間 6.6- 18.6) 、鶏卵FAリスクが5.8倍(95%信頼区間 4.6-7.4)だった。
生後3ヶ月未満でのステロイド外用薬処方を必要とした湿疹発症は、食物負荷試験で証明された1歳時のFAを50.8%(95%信頼区間 42.8-58.9)の乳児で発症した。
その他、FAのリスク因子として、男児、東アジア生まれの父が、リスクを下げる因子として犬飼育と未熟児(<36週)が同定された。

【コメント】
生後3ヶ月未満でのステロイド外用薬処方を必要とした湿疹発症が食物アレルギーを発症させやすいというのは、重症度が高い湿疹発症が食物アレルギーを発症させやすいと理解できます。
日常診療で、「生後何ヶ月からアトピー性皮膚炎(もしくは治りにくい乳児湿疹)を発症したか」は出来る限りお聞きするようにしており、1歳時点で初診となったとしても、早期の発症者と受診直前に発症では感作の状況も違うと感じています。
つまり、「発症時期」も関係するでしょうけど、「罹病期間」「重症度」も関係するだろうということになります。
そういえば、未熟児にはアトピー性皮膚炎発症も少ない報告があることを以前ブログにもUPしましたね(http://pedallergy.jugem.jp/?eid=56)。


 

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